- けいがい
- I
けいがい【傾蓋】〔「孔子家語(致思)」による。 孔子が道で程子と出会って, 車のきぬがさをかたむけて立ち話をした故事から〕たまたま出会って, 立ち話をすること。 また, 初めて会って, 旧友のように親しくなること。~故(コ)の如(ゴト)し〔史記(鄒陽伝)〕ちょっと会っただけで, すぐに旧友のように親しくなる。 傾蓋旧(キユウ)の如し。IIけいがい【境外】境界の外。 特に, 寺社の敷地外。 きょうがい。IIIけいがい【形骸】(1)人や動物の体。 特に, 人間としての機能を失って, 物体としてのみ存在する体。(2)建物などの骨組み。
「~を残すのみの古城」
(3)内容・意義を失って形だけが残ったもの。~を土木(ドボク)にす〔晋書(嵆康伝)〕身なりを全く飾らない。IVけいがい【競買】競売にかけられた物件を買い受けること。 買い受け。 法律実務で「競売」と区別して言う。Vけいがい【荊芥】シソ科の一年草。 中国北部の原産。 高さ約60センチメートル。 葉は披針形で羽状に深裂する。 夏, 枝頂に細長い花穂を立てて, 淡紅色の小花をつける。 発汗・解熱・止血などの薬とする。 アリタソウ。VIけいがい【謦咳】〔「謦」も「咳」もせきの意〕せきばらい。 しわぶき。「~して語りいでぬ/文づかひ(鴎外)」
~に接・する尊敬する人の話を直接聞く。 直接, お会いする。 謦咳に触れる。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.